AstroX、高さ10kmに達するロケットを福島沿岸から打ち上げる実証実験を10/26に実施

2024年10月10日

-ロケット打ち上げ見学会への一般参加者を募集開始-

AstroX株式会社(本社:福島県南相馬市、代表取締役:小田翔武、以下「AstroX」)は、千葉工業大学と共同で、10月26日(土)に福島県南相馬市おいて、高度10 kmへ到達するロケットの発射実験(以下本実験)を実施いたします。また、本実験にあわせ、一般の皆さまに見学をいただくため、受け入れ体制構築の実証を実施します。

本実験は、全長6.5メートルの機体「FOX1号機/C1-2ロケット(*)」に、AstroXと千葉工業大学により開発されたハイブリッドロケットエンジンを搭載したハイブリッドロケットを使用します。本実験は、前回の実験からロケットも大型化し、将来的に実用化するロケットの大きさにより近づけることにより、ハイブリッドロケット発射技術の確認とともに、打ち上げにいたるノウハウの確立を目的とするものです。
また、本実験の実施については、福島スペースカンファレンス実行委員会および南相馬市とともに見学の受け入れ体制を整え、事前に公表することで、より多くの方が被災地に足を運び、復興の現状を知っていただく機会としてまいります。

AstroXは2028年度中の衛星軌道投入成功を目指しており、引き続き実用化に向けた技術開発や実証に取り組んでまいります。
また、東日本大震災および津波、その後の東京電力福島第一原発事故によって避難指示が出された地域に震災後に創業したベンチャー企業として、被災地における事業の拡大を通じ、新たな雇用や地元企業との協働、ロケットの打ち上げを通じた多くの見学者の受け入れなど、地域の復興に取り組んでまいります。

本実験の概要

名称
ハイブリッドロケット発射実験

日時
2024年10月26日 午前7時から10時
※荒天等の事情により延期の可能性あり

場所
南相馬市 小高区 井田川地内

内容
本実験は、ハイブリッドロケット発射技術の確認およびノウハウの確立を目的として実施します。
ロケットは全長約6.5メートル、高度10キロメートルへの到達を目指します。
機体は「FOX1号機/C1-2ロケット(*)」を使用し、千葉工業大学と共同で開発したハイブリッドロケットエンジンを搭載します。

(*) 共同実験者である千葉工業大学での呼称がC1-2ロケット

一般向けロケット見学会の実施について

日時
2024年10月26日 午前7時から10時
※荒天等の事情により延期の可能性あり

場所
南相馬市 小高区 井田川地内

多数の来場者を想定しております。ロケット発射予定地の周辺は保安区域として道路の通行に制限がかかる予定です。また、地域の住民に負担がかからぬように、路上からの見学はご遠慮ください。
見学にあたっては、事前に申し込みが必要です。駐車場を用意し、見学場所からご覧いただくようお願いします。

ロケット打ち上げ見学会申し込みはこちら:

https://fukushimalaunch20241026.peatix.com/

※一般の方向けの申し込み先となります

本件に関する報道関係者からのお問合せ先

(本実験について)
AstroX株式会社
広報担当:中松 03-6824-7894
メールアドレス:yoshimi_nakamatsu@astrox.jp

(一般の方の見学受け入れについて)
福島スペースカンファレンス実行委員会 (ロケット打ち上げ見学会関連)
担当:但野 080-5573-7527 松下 080-6118-4886
メールアドレス:info@fukushima-space.com

会社概要

会社名: AstroX株式会社 (AstroX, Inc.)
本社所在地: 福島県南相馬市小高区本町1-87
代表者: 代表取締役 / CEO 小田翔武
設立: 2022年5月20日
事業内容: 宇宙輸送事業
AstroXは、気球で成層圏までロケットを放球し、そこからロケットの空中発射を行うロックーン(Rockoon) 方式により人工衛星を軌道投入するサービスを研究開発しています。

企業URL: https://astrox.jp

これまでの実証について

2024年8月25日に、福島県において初めてとなる超小型ハイブリッドロケット(全長約1.8メートル、到達高度300メートル)の発射実験を実施し、成功いたしました。(リリース)

試験名称:ハイブリッドロケット発射実験
試験目的:ハイブリッドロケット発射技術の確認およびノウハウの確立
試験日時:2024年8月25日
場所:福島県南相馬市内

▲写真は8月に実施した超小型ハイブリッドロケット「kogitsune」の発射実験の様子